漢方薬の選び方
他にも「九味半夏湯加減方（くみはんげとうかげんぽう）」というものがあり、血行や体内の水分の巡回を整えて、代謝を活発にする漢方薬があります。
胃の調子をよくして、過食などによってたまった内臓脂肪を落とす手助けをしますので、かなり脂肪の多いと思われる体型の方には高い効果があるのではないでしょうか。
ロートから出ている大人気の「和漢箋（わかんせん）」にも内臓脂肪に向けたものがあります。いずれにせよ、内臓脂肪を落とすにあたってしっかり認識しておいて欲しいことは、漢方薬を飲むだけでみるみる痩せていくなどとは考えないことです。生活に取り入れつつ、補助的な役割としてその効能を活用していくのがベストでしょう。
また、漢方薬と言うものは、性質上１人にとても効果があったからといって誰しも同じような効果が見られるとは限りません。メタボに効く、内臓脂肪に効く、と言われても痩せ型の隠れ肥満の方か、目に見える肥満の方かでも違ってきます。
漢方薬では「証」というものから処方される薬を判断し、その人の体質、容態、症状、普段の生活、全てにおいて最適だと思われる調剤をすることになるのです。その為、医師の診断や薬剤師のカウンセリングなどが必要となってくるのです。しっかりとその効果を実感したいのなら、まず相談することから始めるのが一番大切なことです。